※シリカシンターについての説明は、こちらの記事をご覧ください。
目次
☘序文
☘ 【珪肺・癌にご用心!】シリカシンター(アルミノケイ酸塩焼石、原料は天然ゼオライト)は本当に安全な健康食品なのか?
☘ まとめ (必見!)
☘序文
☘ 【珪肺・癌にご用心!】シリカシンター(アルミノケイ酸塩焼石、原料は天然ゼオライト)は本当に安全な健康食品なのか?
☘ まとめ (必見!)
序文
今回、あるケイ素や鉱物等に精通された専門家の方によって行われた分析によって、シリカシンターの成分(原料)が天然のゼオライト(主成分はモルデン沸石:モルデナイト)であることが判明し、尚且つ、石英(二酸化ケイ素からなる物質)もかなりの量が含まれていることがわかり、この石英によって珪肺という肺疾患に罹患するおそれ(その他の疾患も含め)を周知し、警鐘を鳴らす為に動画とこの記事を作成しました。
※分析によって、シリカシンターの原料がなんであるかをまとめた記事はこちら
【シリカシンター・アルミノケイ酸塩焼石の正体】天然ゼオライトです!(主成分はモルデナイト:モルデン沸石)http://s7ayy5001.livedoor.blog/archives/16662145.html
※分析によって、シリカシンターの原料がなんであるかをまとめた記事はこちら
【シリカシンター・アルミノケイ酸塩焼石の正体】天然ゼオライトです!(主成分はモルデナイト:モルデン沸石)http://s7ayy5001.livedoor.blog/archives/16662145.html
【珪肺・癌にご用心!】シリカシンター(アルミノケイ酸塩焼石、原料は天然ゼオライト)は本当に安全な健康食品なのか?
【珪肺・癌にご用心!】シリカシンター(アルミノケイ酸塩焼石、原料は天然ゼオライト)は本当に安全な健康食品なのか? YouTubeのアドレスはこちら⇒ https://www.youtube.com/watch?v=ZZWTTysOjuk
以下、作成した動画の内容を、ほぼそのまま転載して記事を書きましたので、宜しくお願いいたします★
(転載ここから)
<<動画作成と周知の目的>>
巷で販売されているシリカシンター(アルミノケイ酸塩焼石/ケイ素溶出セラミック)、他製品に関し、これらを使用する事で起こると推測される珪肺などの肺疾患、他疾患等の被害を防止するのが目的であり、企業の利益損失を狙ったものでは決してありません。
<<シリカシンターについて>>
シリカシンターとは『水溶性ケイ素の約1/300の安さ 150mg/Lの高濃度のケイ素水を1リットル分が⇒僅か3円以下の格安で 1袋で6年以上飲める 珪素溶出セラミック(◆100均などで販売されている『ゼオライト』ではありません。)《★説明書は、画像の商品袋に在中!》』と広告され販売されています。 ペットボトルに300g豆乳後、水道水を入れ一晩置けば、翌朝には150mg/1リットルの高濃度のシリカ含有ミネラルウォーターが飲めるというものです。
シリカシンターの販売時期は、2017年の8月ごろのようですが、製造会社のサイトには次のように掲載されてあります。『2016年4月で「水溶性ケイ素を販売停止し、ケイ素の構造が単なる平面構造ではなく天然の立体構造であることに重点を置き、水溶性ケイ素を実際に使用する時と同じ濃度かそれ以上の濃度のケイ素が溶け出すセラミックと、その関連商品を2017年8月から販売することになりました」
<<謎に包まれていたシリカシンターの原料、その正体とは>>
さて、シリカシンターが販売開始されてから長らく、その具体的な原料が何であるか不明な状態でしたが(メーカーや販社はアルミノケイ酸塩焼石としか表示せず、具体的な鉱物名は非開示)、2019年3月の中頃あたりで、このシリカシンターをTwitter等を使用し紹介活動のような事を行っている自称紹介者【今後の行方さん】(ツイッター上のアカウント名)他関係者とみられる方と、ケイ素や鉱物に精通された専門家の方と原料等に関する討論がネット上で行われ、結果、ゼオライト(沸石)であることが明らかにされました。
しかし、ケイ素や鉱物に大変精通された専門家の方により、原料がゼオライトであることを明らかにされても尚、否定し続けた自称紹介者の『今後の行方さん』ですが、因みにこの方、シリカシンター製造、販売会社とは無関係で、一般消費者であり使用者、そして心底シリカシンターに惚れ込み、ツイッターを介して紹介する自称紹介者のようです。 製造、販売会社の関係者が否定するのならまだしも、無関係である人物が否定するというのは全くおかしな話ですが、もっとおかしいのは、ある日、ツイッターでシリカシンターの原料は『アルミノケイ酸ナトリウム』であるということを伝えていたのです。
『アルミノケイ酸ナトリウム』というのは、アルミノケイ酸塩の一種、もう少し具体的に説明いたしますと、これはアルミニウムとケイ素と酸素(他物質も混じっている)を主成分とする物質のことで、この中にアルミノケイ酸ナトリウムという種類が存在し、いわば『組成の化学的な名付けかた』のことのようです。 しかし、このアルミノケイ酸ナトリウムですが、現状、厚生労働省は食品添加物として認可しておらず、使用不可という状況の物質でもあります。
また、欧米で抗癌剤が禁止され、アルミノケイ酸ナトリウムが治療薬として使用されていると、自称紹介者【今後の行方さん】は伝えておられますが、しかしアメリカに関して言えば、アメリカ食品医薬品局(アメリカ合衆国保健福祉省配下の政府機関 FDA)は、逆に抗癌剤の認可を積極的に行っており、推進している立場でもありますので抗癌剤を禁止しているという主張は間違いです。 また、アルミノケイ酸ナトリウムが癌の治療薬となっているという情報は一切みつかりません。もしこれが本当なら、日本にも情報は入って来るはずでしょう。
(参考)
「アメリカで抗がん剤は使われていない」という嘘について
http://satoru-blog.com/archives/326
このように、自称紹介者さんが伝える原料に関する情報には、不可解な点が多すぎます。ですから、眉唾物の話として受け止めていたのですが・・・ 極最近(2019年4月25日ごろ)になって、先にお伝えしたケイ素や鉱物等に大変精通された専門家の方が、精密な機械(粉末X線回析)によってシリカシンターの素性を分析し、その成分が何であるかをツイッターを通して公表されていたのです。 その成分というのは、当初、討論によって明かされた、まさにゼオライトだったのです。(具体的には、モルデン沸石<モルデナイト>というものです。)
(出典先)https://twitter.com/fluor_doublet/status/1120981912057573376
自称紹介者【今後の行方さん】のお話が仮に本当なら、シリカシンターというのは、アルミノケイ酸塩の一種であるアルミノケイ酸ナトリウムであり、その構造的な視点からいうとゼオライトであるということになります。(構造的にゼオライトであることは確実です。) また、粉末X線回析によって分析した結果、モルデン沸石(主成分)の他に石英という二酸化ケイ素からなる鉱物もかなりの量が含まれているということを明らかにされています。しかし、この石英には問題があり、この粉塵吸入が原因で珪肺という肺疾患を伴い、喘息、呼吸困難に陥る危険性が知られています。
(出典先)https://twitter.com/fluor_doublet/status/1122302591885438976
(出典先)https://twitter.com/fluor_doublet/status/1122302591885438976
このように、ゼオライトであると実務的に明らかにされた専門家の方は、珪肺に罹患する可能性を伝え警鐘を鳴らしておられます。 ネットでシリカシンターに関する情報を見ていると、例えば、某販売会社のサイトに掲載されている消費者からの投函に、加湿器に入れて使用しているというのを見かけた事があります。(他、ブログに書かれている方もおられます) 専門家の方は、シリカシンター(ゼオライト)を粉末にした商品(シリカシンターパウダー)について警鐘を鳴らしておられますが、シリカシンターについても質問をさせて頂いたところ、次のようなお答えをいただきました。
(出典先)https://twitter.com/JxhkHps5WiQmNQy/status/1122343239804051456
(出典先)https://twitter.com/fluor_doublet/status/1122343601655037952
シリカシンター(鉱物を砕いた細かな石状のもの)の場合、これを水に浸けて作られた、いわゆるケイ素水として飲む分には珪肺の問題はないそうですが、粉塵として吸入し肺に入れることが問題であり、加湿器にシリカシンター水を入れて使用するというのは危険性がかなり高いと思われます。 また、某販売会社が作成した動画では、シリカシンターパウダーの使用方法として様々なお料理にシリカシンターパウダー(SSP)を振りかけて戴く方法が紹介されていますが、これについても質問をしたところ、「粉の舞い上がったのを吸い込むのは避けたいところです。」とのお答えをいただきました。
(出典先)https://www.youtube.com/watch?v=K6ZdOjFkZC0
(出典先)https://twitter.com/JxhkHps5WiQmNQy/status/1122347905904283654
(出典先)https://twitter.com/fluor_doublet/status/1122348666117771266
つまり、吸入により肺に入れるのは危険で、飲食をする分には問題はないということのようですが、特にシリカシンターパウダー(SSP)の使用の際は、粉を吸入しないよう十分注意する必要があります。 お気軽に使用できるものでは決してないようです。 また、嚥下機能が低下した方や障害のある方は、食べ物が誤って気道に入ってしまい、これが原因で珪肺を起こしたりする可能性もあると思います。 特に嚥下機能が低下しやすい高齢者の方々は、ご注意ください。 また、乳幼児や幼児にも食べさせたり、飲ませる際には注意が必要ですし、手の届かないところに保管しておく必要があると思います。
<<鉱物のケイ素と癌について>>
また、シリカシンターの原料といわれるゼオライトのような鉱物に含まれるケイ素は結晶性といわれ、水に溶けない、身体にもほとんど吸収されないものですが、この結晶性ケイ素には発癌性があると、WHO(世界保健機構)の下部機関であるJARC(国際がん研究機関)が評価したという情報もあります。前述したシリカシンターの細かな粉を吸入することによって起こる珪肺、そして結晶性ケイ素による発癌、どちらも極めて命の危険性を伴う大きな疾患。取扱いに重ね、安心安全な健康食品とは言い難いものだと思います。
(参考)
【天然ゼオライトの物性】ゼオライトは、結晶性のアルミノケイ酸塩であり、シリコン、アルミニウム、酸素の骨格と、イオン交換可能なナトリウム、カリウム、カルシウム、鉄等のプラスイオンから形成されています。(天然ゼオライトとは?/株式会社シンセイより)http://sinsei-zeolite.co.jp/zeolight/index.html
(参考)
【天然ゼオライトの物性】ゼオライトは、結晶性のアルミノケイ酸塩であり、シリコン、アルミニウム、酸素の骨格と、イオン交換可能なナトリウム、カリウム、カルシウム、鉄等のプラスイオンから形成されています。(天然ゼオライトとは?/株式会社シンセイより)http://sinsei-zeolite.co.jp/zeolight/index.html
https://sportsflyhigh.com/not-falling-sand-contain-dangerous-crystalline-silica/
合格お守りに発がん性物質「結晶性シリカ」、神戸電鉄が確認せず配布(産経:2018.1.11 11:20より)https://www.sankei.com/west/news/180111/wst1801110052-n1.html
<<厚生労働省はゼオライトを食品として認可していない>>
某販売サイトの広告に『原料は、厚生労働省が飲食を認める安全な食べられる成分『アルミノケイ酸塩』という天然鉱物です!」とあるのですが、シリカシンターの原料であるゼオライトは、製造用剤(食品添加物)として認可されているものであり、使用基準として『食品の製造又は加工上必要不可欠な場合以外は食品に使用してはならない。食品の 0.50%(チューインガムにタルクのみを使用する場合には,5.0%)以下でなければならない。※他の不溶性鉱物と併用する場合はその合計値』と検討するという資料が存在します。
(出典先)アルミニウムを含有する添加物への対応について - 厚生労働省
(参考)
(出典先)アルミニウムを含有する添加物への対応について - 厚生労働省
シリカシンターの原料であるゼオライトは、アルミニウムを含有していますが、自称紹介者 今後の行方さんが主張するアルミノケイ酸ナトリウムにもアルミニウムが含有されており、多分、厚生労働省の資料だと思われますが、アルミニウムを含む食品添加物への対応として先に紹介した規制を検討。 つまり、飲食が認められた安全な成分として、健康食品というカテゴリーで販売するようなものではないようです。 しかし、アルミニウムの危険性を指摘すると、自称紹介者の今後の行方さんは、厚生労働省もアルミ業界も危険ではないと公表していると、何故か紹介者でしかないにも関わらず必死で抗弁・・・
(参考)
アルミニウムの有毒性
アルツハイマー症患者の脳に大量のアルミニウム沈着
アルミニウムの神経性毒は、多くの動物実験等でも証明
アルミが溶け出す炭酸や果汁入アルミ缶飲料に注意
最大のアルミ汚染の盲点は、市販胃腸薬
さて、シリカシンターは本当に安全な健康食品なのか?と問われれば、扱いに十分注意し、過度の飲食を避け、少しだけ嗜む程度なら問題はないだろうと、素人判断ながら思うところですが、現在、某販売店で紹介されている使用方法などからすると、特に身体機能が未熟な幼児や幼い子供、また機能の低下したご高齢の方々や病弱な方は避けられた方が賢明かと思われます。 そもそも、珪肺や発癌が指摘されている上に、厚生労働省が厳しい規制をかけようとしている鉱物丸ごと使用して、健康食品として売り出すこと自体問題であると言えるでしょう。
(転載ここまで)
まとめ
天然の鉱物(アルミノケイ酸塩=ゼオライト)から、ケイ素は水に溶けないし、身体への吸収もほぼなく、ケイ素による健康効果は見込めないと指摘され、どうやってシリカシンターを売り込むか考えあぐねた挙句の「ニュートリノ」「常温核融合」で人間の細胞を活性化させたり、放射性物質を別の安全な物質にするという、アクロバティック・シリカシンターあげあげ口上に移行したのだと思います。(あくまでも推測)
ニュートリノだとか、常温核融合だとか、超アクロバティック・シリカシンターあげあげ口上を鵜呑みにすると、酷い目にあいます!
専門家の方によってシリカシンターの分析をされなければ、珪肺を引き起こす石英がかなりの量を含まれているという事もわからなかったでしょう。 また、ゼオライトなどのような鉱物に含まれる結晶性のケイ素には発癌性があると国連の機関が指摘! アルミニウムの問題もあります!! 健康食品どころか、人を地獄に突き落とすとんでもないものだとわかりました。
ここで少々、反省をしておかなければならないと思ったのは、もっと徹底してシリカシンターを否定し、口に入れるようなものではない!! 絶対に食べるな!飲むな!と警告して動画作成するべきだったこと。
というのは、私自身、経験しているから言える事ですが、シリカシンターで作ったシリカシンター水って、結構、甘味があって、なんとなくクセになる味だったのです。(感じ方には個人差があると思いますが)
具体的に言うと、玄米とお水で作る、植物性の乳酸菌が沢山含まれる【酵素水】に似た、ちょっとクセはあるけど甘い味。どことなくこれに似た味で、ハマる人はハマるだろうと思えるような味。
ハマってやめられなくなる人も、相当数、存在するのではないか?と個人的に思うところですが、だから、警鐘を鳴らすのならもっと白黒ハッキリさせるべきだったと、今回、反省しました。
今回、最後に言いたいことは、現在、シリカシンター等の飲食を続けておられる方、お願いですから、健康食品として口に入れるようなものではないので、即刻、使用を中止してください。 もし、クセになってやめれそうにない場合、なんとかやめる努力をしてください。
幼児や子供、お年寄りの方、それから動物に与えるなんてもってのほかです! 絶対に食品として与えてはならないものです
動画では、少し嗜む程度なら問題ないだろうと、自分の素人考えを含ませましたが、後になって間違いだと気づきました! 一切、口に含むな!!ということです。
ということで、今回はここまでとなります。
今日もお読み頂きまして、有難うございました。